総出力55メガワット
インドネシア/ PT GEO DIPA ENERGI社向けに、丸紅株式会社と株式会社東芝が協調し、パトハ地熱発電所1号機案件を受注したことが13日明らかになった。運転開始は2014年の予定。
このプロジェクトは、インドネシアジャワ島西部バンドン郊外に、総出力約55メガワットの発電所を建設する案件である。東芝製地熱蒸気タービン・発電機を含む、設備一式納入および建設工事を丸紅・東芝で一括して請け負う。
両企業の実績で受注
本プロジェクトは、丸紅のインドネシアでの豊富な発電所建設実績に裏づけられるプロジェクトマネージメント能力と、東芝の地熱蒸気タービン・発電機の機器性能、信頼性が高く評価され、受注に至ったもので、プロジェクト資金はインドネシア国営のバンクネガラインドネシアより貸付の予定。
インドネシアの現在
約28,000メガワット相当の地熱発電開発ポテンシャルを有するといわれる世界最大の地熱資源国であるインドネジアは一方、地熱発電の活用が約1,000メガワットに留まっている。
また昨今の急速な経済発展に伴い電力需給のひっ迫が著しく、また2004年より石油の純輸入国に転じていることから、石油資源への依存を減らしつつ、電力需給のひっ迫を解消することが急務である。
この状況下、電力エネルギー源の分散化の一環として、インドネシア政府はIPP事業を含め、2025年までに約10,000メガワットまで地熱発電量を拡大することを計画・推進している。
丸紅
http://www.marubeni.co.jp/news/2011/111213.html東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2011_12/pr_j1301.htm