シャープ再建の切り札、新型液晶・IGZOを発売へ

11月28日、シャープ独自の新型省エネ液晶IGZOを搭載した32型の業務用ディスプレーを来年2月15日に発売すると日本経済新聞が報じている。

来年の発売に向け、タブレット型多機能端末などの中小型パネル向けにIGZOを生産してきた亀山第2工場の稼働率を、3 割程度からフル稼働に近い水準に高めたという。月産台数1500台を見込む。

IGZO搭載の32型の業務用ディスプレーはフルハイビジョンの4倍の解像度を持ち、消費電力は他社製品の2分の1から3分の1。市場想定価格は他社の5分の1程度の45万円前後。

新型液晶のIGZOは、11月29日に発売されるNTTドコモの最新スマートフォンや12月に発売予定のKDDIのタブレットにも採用されている。

また、細かい図面を表示するCADや、映像デザインなどでの使用も想定しており、経営再建の柱とシャープは位置付けている。



IGZO
http://www.sharp.co.jp/igzo/

日本経済新聞
http://www.nikkei.com