天然ガススタンド、エルピーガススタンドに併設した水素ステーションを完成

東邦ガス株式会社は、名古屋市の港明用地再開発の一環でみなとアクルス内に建設していた「みなとアクルス エコ・ステーション」を完成させたことを2016年4月19日に発表した。

このステーションは、大型トラックも充填可能な大流量対応の天然ガススタンドとタクシーの充填向けのエルピーガススタンドに併設して、燃料電池自動車向けの商用水素ステーションを設置したもので、天然ガス、エルピーガスと同敷地に新設される水素ステーションとして日本初の事例となる。

同社にとって3カ所目の商用水素ステーションで、経済産業省の「水素供給設備整備事業費補助金」を活用して建設されたオフサイト方式のステーションである。東海市にある同社技術研究所構内の「水素サプライセンター」で製造された水素を搬送し、同ステーションに供給する。

天然ガススタンドの建設には環境省の「低炭素価値向上に向けた二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金」を活用している。水素ステーションとガススタンドの併設には、運営コストを低減する効果が期待されている。

水素ステーションは4月下旬に、天然ガス、エルピーガススタンドは5月上旬に本格的な運用を開始する予定である。

（画像はプレスリリースより）




東邦ガス株式会社　プレスリリース
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